弱酸性の肌バリアとは?

【弱酸性の肌バリアとは?】

素敵な笑顔でお過ごしでしょうか?エシカルローザ角屋由華でございます。いつもご覧いただき心より感謝申し上げます。

私達が一般に『肌』というのは表皮の1番上にある角質層の事ですが特に洗顔時には、その表面を保護している皮脂膜も併せて良く知っておくことが大切です。《お肌は弱酸性》と言いますが、それは皮脂膜と角質層だけで表皮の下層や真皮は微アルカリ性なのです。例えば、血液はpH7.3~7.4位の微アルカリ性で本当に酸性に傾いたら、人は生きていけません。それでは、なぜ角質層だけが微酸性なのでしょうか?

①肌の表面に常に分泌されている皮脂と汗が微酸性だから…
皮脂はpH4.5~6.5、汗はpH5前後の微酸性。皮脂と汗は混じり合って天然クリーム上の皮脂膜となり汗をカバーしています。肌が微酸性なのは、このためです(^^)v

②なぜ皮脂と汗は微酸性なのでしょうか?
体内や体液は微アルカリなのに、そこから出てくるものがなぜ微酸性なのでしょうか?皮脂の成分は中性脂肪と酸性の脂肪、スクワレン、ロウ類などで肌を保護します。汗は体液中の塩分の他、乳酸(糖分が分解した時に出る)や尿酸(蛋白質が分解した時に出る)等の酸性物質を含んでいます。体が酸性になった等と良く聞きますが、これらの老廃物を排泄してくれるのが尿と汗なのです。つまり、美容上議論しているお肌は、排泄器官なのです。

③身体の中が酸性なのに外側が微酸性なのは?
この角質層は若い人で約4週間~1ケ月かけて新しく交換されており、全体で0.02㎜、ラップやティッシュペーパー位の薄さに角化細胞が20層位に重なっています。角化細胞は、表皮の基底層から生まれた細胞が順次、上に押し上げられ煎餅のように丸く平たくつぶれています。1番上は老角質片つまりアカとなって剥がれ、徐々に入れ代わっていきます。このスピードは年齢と共に遅くなります。新陳代謝が遅い人は、なんとなくクスンデ見えます。角質層の細胞は生きている細胞ではありません。毛髪と同じで死んだ組織=生きて血が通っていないので表面が弱酸性でなのに中が微アルカリにコントロールされていても、大丈夫なのです。角化細胞の中身はケラチンという蛋白質で、これはpH5前後が1番強固になるのです。つまり皮脂膜が微酸性である事が有利に働いて、身体の防護壁がしっかりするので神様の成せる技ですね♪

▲弱酸性の肌バリアとは?

 

#スキンケア #美肌習慣 #弱酸性 #エイジングケア #肌バリア #角質ケア #美容知識 #大人肌 #コスメ系人財育成 #角屋由華