保湿とエモリエントの違い

【保湿とエモリエントの違い】

素敵な笑顔で,お過ごしですか?いつも、お読みいただきありがとうございます。「笑う角屋に福来る」美笑家の角屋由華でございます。
今週は、皆様から頂いたご質問にお答えします。

本日は、保湿とエモリエントでは、どのように違うの?についてです。そもそも論ではございますが、日本化粧品工業連合会(通称:粧工連)のHPを拝見したら詳しく説明がありました。私のように、同じ疑問を持っている方がいらっしゃるかもしれませんので、こちらで内容を共有させていただきます。

保湿

「保湿」とは、皮膚の水分を補ったり、水分の蒸発を防いで、うるおいを保つことを指します。保湿された皮膚はみずみずしく、表面が滑らかで柔らかい状態です。「保湿」を目的としたクリームは、保湿クリームやモイスチャークリーム、エモリエントクリームとも呼ばれ、これらの用語が同じ意味で使われることもあります。

エモリエント

「エモリエント」とは、皮膚からの水分蒸発を抑えて、うるおいを保ちながら皮膚を柔らかくすることを指します。

保湿剤

「保湿」を目的に使われる成分は、「保湿剤」または「モイスチャライザー」と呼ばれます。皮膚に水分を与え、乾燥から守る吸湿性の高い水溶性成分を「ヒューメクタント」と呼びます。例として「グリセリン」、「乳酸」、「ピロリドンカルポン酸ナトリウム」、「尿素」などがあります。

皮膚の保湿に関与する水分や天然保湿因子(NMF)、皮脂、細胞間脂質などのバランスを「モイスチャーバランス」と呼びます。これらに対応する成分を化粧品で補うことで、皮膚を保湿し、皮膚機能を高めるスキンケアが行われます。スキンケア製品には、水分や水溶性成分の「ヒューメクタント」と油溶性成分の「エモリエント剤」がバランスよく配合されています。

天然保湿因子(NMF)

天然保湿因子(NMF)は、角層細胞内に存在し、角質層の約30%を占める成分です。主にタンパク質が分解されたもので、アミノ酸、乳酸塩、尿素、ミネラル塩、糖類、有機酸などが含まれ、角質層内で水分を保持する重要な役割を果たしています。

細胞間脂質

細胞間脂質は、角層細胞の間を満たす脂質の総称で、スフィンゴ脂質(セラミドを主成分とする)、コレステロール、高級脂肪酸などが含まれます。これらの脂質は、水分を含んだ層状構造を作り、皮膚内部の水分蒸散を防ぎます。また、皮膚のうるおいを保ち、正常な角質剥離をコントロールして滑らかな皮膚を維持します。

エモリエント剤

皮膚の表面に滑らかに広がり、水分の蒸発を防ぐ油溶性成分を「エモリエント剤」と呼びます。代表的なエモリエント剤には、「天然油脂」、「長鎖脂肪酸」、「脂肪酸エステル」、「ラノリン」、「リン脂質」などがあります。


これで、保湿とエモリエントの違いが少しでもわかりやすくなったかと思います。

いかがでしたか?疑問を持たれた方は、スッキリされたと思います。これからも良い質問をお待ちしています。明日もお楽しみに♪

                                                                             ▲保湿とエモリエントの違い

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